『彼』、浅井光は覚悟していた。オタサークルに入る事を。
その頃、アニ研は行き詰っていた。
エロアニメのヒロイン役声優をゲット出来ない事を。
新入生の浅井光は、大学入学を期にオタ系サークルへ入ろうと、アニ研を見学する。
そこに居たのは、ロンゲのワタナベ、でっぷり体型のクボカワ、怪しさ満点のナカタ、いかにもな会員三人だった。
光が入会をためらっていると、
「我輩達、ちょっと席外すから待ってて」
不意に三人、揃って部室から出て行ってしまう。
残された光は、好奇心から部室を見回し……
コスプレ衣装を見つける。
「着れるかな……」
と、そこへ戻ってくる三人!
「ふっふっふっ。全部見せてもらったよ」
「その服きっ、着てみてもいーよ」
「コレ女物ですよ!?」
イヤがる光を、先輩は無理やり裸にさせ……!
「お前オトコだったのか!?」
ようやく光が男だと気付くも、
「こんなに可愛い娘が、女の子のワケ無いじゃないか!」
なんと三人がかりで押し倒してしまった!
……そして、
「頼む! ヒロインの声優やってくれ!」
「いやです! ボク男なのに」
「でも光タン、声優オタなクセに」
(待てよ、このアニメの内容マネれば、最後は姫になって先輩達へやり返せる!)
「……分かりました」
「っしゃぁッ! 肉便器ゲットぉッ!」
なりゆきで声優を引き受けた光を、先輩達は『演技指導』の名目で犯しまくり!
はたしてアニメは完成するのか?
光は(オトコなのに)オタサーの姫になれるのか?